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(回答先: 【世界経済のゆくえ】 「定常状態」あるいは「歴史段階的動態均衡」という経済状況 投稿者 あっしら 日時 2002 年 8 月 20 日 23:28:18)
サミュエルソンは幸福とは消費を欲望で割ったものと定義しています。
現在、ITの進行により他の国の生活が簡単にわかるようになり開発途上国では欲望が増加したと考えます。しかし所得は増えてないので消費は増えません。従って民衆は自分たちを不幸だと考えます。
アメリカは大量消費社会ですが、バブルの崩壊により消費の減退がおきるようです。すると欲望は変わりませんからアメリカ人も不幸になります。
この場合、財政出動(戦争をふくむ)を行えばとりあえず消費する金が回ってきますから一時的にせよ幸福が回復します。途上国も戦争に入れば、崇高な目的が優先され物質的な欲望が減少するために幸福が増します。
問題は、世界中の人々がサミュエルソンの方程式どおりに幸福の極大化を図ると、「大規模な紛争」はさけられず、経済システムが衰退あるいは破壊され、最悪原始共産制に戻ります。
これもひとつの定常状態ではないでしょうか?反復する宇宙と同じように反復する経済というのも可能かと。その場合、ニュートリノの重さではなく幸せの重さにより反復するか線的に進むか決まると思います。
もし解脱し涅槃にいたれば欲望はゼロとなり幸福は無限大となります。
楽観派(普通の人)