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【ニューヨーク21日=坂本裕寿】
ニューヨーク証券取引所のリチャード・グラッソ理事長は21日、米NBCテレビの番組に出演し、ダウ平均株価(工業株30種)が先週末に米同時テロ後の最安値を下回って急落した事態に対し、「投資家は今こそ辛抱して欲しい。感情的になって長期的には誤りとなる行動を取らないで欲しい」と述べ、投資家に「パニック売り」を慎むよう訴えた。
グラッソ理事長は米経済の堅調さなどを強調したが、一方で「急落した金曜日の後の月曜日は常に荒れる。今回も例外ではないだろう」として週明け22日の株価が乱高下することは避けられないとの厳しい見通しを示した。
市場では、実体経済以上に相次ぐ企業の会計不祥事などが投資家心理を冷え込ませ、それが株安を加速させているとの見方が強い。グラッソ理事長の懸命の呼びかけに投資家の「失望売り」が収まるかどうか、22日の株価動向が注目されている。
(7月22日10:41)