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信金中央金庫が20日に発表した2002年4―6月期決算によると、全国の信金から預かった余剰資金を中心とした預金残高が6月末は20兆6780億円と3月末に比べ22%増えた。これまで信金は預金流出に備え、余剰資金を手元に抱えていた。しかし、実際に大手銀行などへの大きな資金移動は起きなかったため、信金中金に預ける金額を増やしたようだ。
全国の信金は預金者から集めた預金のうち、貸し出しなどに回せなかった分を信金中金に預けている。信金中金はこうした余剰資金を一括して国内外の金融市場で運用し、その利益を信金に還元している。
余剰資金が中心となる信金中金の預金残高は昨年9月末には約19兆6000億円あったが、今年3月末には17兆2700億円にまで減少した。定期預金の全額保護の仕組みが撤廃されるのに伴い、預金が大量に大手銀行や郵便局に流出することを恐れた信金が、資金を手元に確保しておいたからだと見られている。 (19:21)