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(回答先: 非常に危険な兆候 投稿者 楽観派 日時 2002 年 8 月 19 日 19:54:51)
◇工作機械業界、対中輸出ビジネス拡大
NAA 2107 : 2002/08/20 火曜日 07:00
工作機械関連業界の各社が中国への輸出代行業務や輸出ビジネスなど
を拡大している。機械商社の三井物産マシナリー(東京・港、津田勝社
長)や森精機製作所が輸出許可書の申請・取得から現地での機械据え付
けまでを提供するサービスを拡充。牧野フライス製作所は中国への輸出
額が北米と同規模になった。
三井物産マシナリーは輸出代行ノウハウを持つ社内の関連部門と工作
機械部門の連携体制で代行業務の拡大を目指す。機械設置後の技術支援
も請け負う。設備の設置先が自動化装置に習熟していない場合に加工精
度が狂うなどトラブルが生じやすいことに対応する。
工作機械の心臓部である数値制御(NC)装置の一部は戦略物資の対
象品目で、中国など旧共産圏への輸出には経済産業省の許可が必要。事
務手続きが煩雑で業務代行を求める声は強い。同社の産業機械の輸出代
行案件は年に一件程度だったのが、この1年で中国を中心に月五件程度
に急増している。森精機も経理グループ内に輸出代行担当者を配置。顧
客に代わって煩雑な手続きをするサービスを始めた。
牧野フライス製作所は同社製中古機の対中輸出案件が現在、週20件に
急増している。新規受注でも中国を含むアジアからの受注額がこの数カ
月で海外案件全体の40%と北米と同じ規模に拡大した。
従来は25%程度にとどまっており、引き合いの強さから「10月以降も
中国からの受注額は増える」と見て、2002年度下期の海外受注額を上期
比3割増の240億円と見込む。
財務省によると中国への工作機械輸出額は2002年6月は前年同月比約
倍の34億9000万円。台湾などを介して中国に渡るケースも多く、内需低
迷にあえぐ工作機械業界にとって対中商談は唯一の成長事業になってい
る。
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