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昨年度にいったん一服した銀行の国債投資が再び増えてきた。資産に占める国債の比率は6月末に過去最高の10.25%を記録。残高も76兆7000億円と、過去最高だった昨年4月末に迫ってきた。景気の先行き不透明感から国債相場が堅調に推移するとの見方が多い一方、企業向け融資が低迷しているためだ。
日銀によると、都市銀行、地方銀行など国内銀行(銀行勘定)の6月末の国債保有残高(統計がさかのぼれるのは1993年10月まで)は、前月末より4兆6000億円増えた。7、8月も高水準で推移しているもよう。
銀行の国債投資は、1990年代後半から増加傾向をたどった。景気低迷で企業の資金需要が低迷したためで、昨年4月末のピーク時には79兆4000億円に達した。その後、銀行が株価下落に伴う損失を債券の益出しで穴埋めし、いったん減少に転じていた。 (07:03)