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2002年8月 日本経済新聞 国債保有 内外で拡大
【要旨】
昨年の3月から実施した金融の量的緩和策の結果、2000年末の時点で46兆6500億円であった日銀の国債保有額が、今年3月末の時点で72兆8300億円(政府短期証券を除く)、日銀の別の統計では今年7月末の時点では76兆5800億円に拡大している。
一方、政府の米国債保有も急増している。5月下旬から6月下旬に円売りドル買い介入を実施、買ったドルの大半は米国債の購入にあてられた。4−6月期の米国債の増加額は358億ドル程度(約4兆2000億円)に達した。
日銀の国債保有膨張で長期金利の急上昇が心配される。中央銀行の財布を頼りに政府が国債を安易に発行するのではないかとの連想から国債相場が急落する恐れがあるからだ。金利が上昇すれば、景気にマイナスばかりでなく、日銀の保有する国債価格も目減りする。