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(回答先: 危うさ迫る日本のモノ作り 投稿者 ファイナンシャル・ディテクタ 日時 2002 年 8 月 17 日 20:22:51)
工場が閉鎖されブルーワーカーが削減されるのは十分な資産の再配分がなされない場合、債権国(通貨切り上げ、賃金上昇による生産条件の悪化)の必然ですが、開発投資まで削減されるようになると問題はかなり深刻になります。あと生産現場が海外に移転すること、国内の中小企業の崩壊は、現場と研究というサイクルが切れるので、開発自体にも悪い影響がありそうです。さらに国内の英語もろくに使えない高コスト研究者を見限って海外に開発現場移そうという動きも多く、こちらは長期的に見てさらに深刻な問題(日本の成長の原動力自体の喪失)を産むでしょう。
短期的には失業者に対する給付がなされないままだと、需要の減少によるデフレ悪化を加速したことにもなりますね。10年間で200万人の雇用が削減されたとすると一人当たり500万として10兆の需要が消えたことになります。