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(回答先: Re: “デフォルト”はなし→あり得るのはハイパーインフレによる“債務の実質切り捨て” 投稿者 ファイナンシャル・ディテクタ 日時 2002 年 8 月 15 日 17:19:15)
ファイナンシャル・ディテクタさん、こんばんわ。
>>インフレに転化すれば、税収も増加するので、利払い費は相対的に軽減されるこ
>>とになります。
>この点なのですが、政府の借金残高があまりにも大きいだけに、金利が大幅に上昇す
>れば、短期で財政破綻が起こるのではないでしょうか。
前提条件がわかった方がいいと思いますので、先頭に>>が付いた前に書いた内容をコピーしておきます。
「金利が上昇するとしたら、政府日銀が、インフレに転化させることが出来る“正しい”政策を採ったときです。
そうであれば、名目金利は上昇しても、実質金利はマイナスになるでしょう。
現在の実質金利は、3%弱という高いものです。」
金利は大幅に上昇させる必要はありません。公定歩合2%程度で、長期金利(10年国債)3.5%程度という金融政策で、インフレ率3〜4%程度が達成されるのが好ましいと思っています。
インフレーションや税の増収は遅れてやってきますから、一時的には公的債務の履行が苦しくなる可能性もありますが、遅くとも1年後には負担が軽減されることになります。
“正しい”政策は、増税をしなくても、所得税・法人税・消費税が増収になるものですから、インフレ率以上に税収が増加します。とりわけ、利益に課税される法人税の増収が大きく貢献します。
(金利がそこそこでも付くようになれば、元本までは取り崩さないとしても、消費が増加するはずです。新規追加貯蓄が、預貯金ではなく国債や社債などに回ればいいと考えています)