現在地 HOME > 掲示板 ★阿修羅♪ |
|
富士通は18日、情報技術(IT)不況でプリント基板事業の業績が伸び悩んでいるのを受け、7月末にも同事業の社員計約1000人の配置転換や、早期退職優遇制度の募集を行い、実質的な人員削減に乗り出す方針を固めた。同社は2002年3月期に派遣社員を含め計2万2000人を削減しており、今回のリストラは追加的な措置となる。
IT不況はひとまず底を打ったが、回復速度は依然として遅いため、他の大手電機メーカーが追随する恐れも出てきた。
追加リストラの対象となるのは長野(長野市)と明石(兵庫県明石市)、鹿沼(栃木県鹿沼市)の3工場で、同事業に従事する社員計約1000人。
富士通は同事業を分社化。10月1日付で基板の開発に特化した新会社を長野工場内に設立し、生産はベトナムの子会社に移管する。一連の事業再編に伴い、1000人のうち400人については新会社へ配置転換し、残る600人が早期退職優遇制度の対象となる。
富士通は大規模な人員削減を実施したため、02年3月期に4170億円のリストラ損を計上。来期も約400億円のリストラ損を見込んでいるが、追加措置に伴う費用はこの中に含まれるという。