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(回答先: そうではありません 投稿者 楽観派 日時 2002 年 7 月 18 日 02:08:14)
専門でないので、多少説明しきれない部分があります。米国の機関投資家や、投資運用会社で債券運用しているところは、格付け会社の発表した数値と、自分たちが分析した投資債券の安全性を秤にかけ、割安である債券に投資して収益をあげています。それが運用の基本というものです。S&PがBBBとしているが、自分たちの分析でA格の債務履行確率があると思えば、投資運用するわけです。ハイイールド債の投資手法として、ジャンク債でも短期でつないでいけば、高格付け債を長期で保有するより安全で、高い利回りを得ることも可能となる。分析した結果S&Pがジャンク債としたが、債務履行されると判断すれば、投資するし、格付けが上がるだろうと判断すれば、先に投資して格上げ後売り抜くこともするわけです。格付け機関は利用しないという記事も内容は読んでないので分かりませんが、債券市場はMoody’s、S&Pの格付けが金利価格変動要因のひとつとなっている事実は曲げられません。機関投資家はともかくとして、債券投資運用会社は、もともとMoody’s、S&Pを出し抜くことが、ご飯のネタなので、無視できる存在でもないことはおわかりになると思います。