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ISO行政評価システムは判り辛いとの専らの評判だ。それには訳がある。ISOそのものは得体の知れない無用の長物と評された時代が長かった。一昔前の経団連などはこぞってこれに反対していた。この豹変ぶりはバブル崩壊後,自信を喪失した経営者心理を巧みに活用し,ISOと元通産省とで癒着を生じた結果,当の経営者が行政にもたれかかり汗しなくなったせいでもある。しかし,経済産業省自体は今や完全に無用の長物だし,インパクトも少ない。
だから地方分権や市民参画が謳われている割に中央集権的色彩が鮮やかに活きてくる。行政がISOで全てを評価し表彰制度や格付に懸命だ。有り難たがって飛びついた結果だが,全てがこうなると物事の本質を完全に見失い,ISOが日本経済の旗手足り得ぬことがしだいに明らかとなり,不況とともに反グローバリゼーションが高揚するだけのことだ。
ISO先進県であるついこの間の三重県議会でも,北川知事は理事長を勤め水増審査で信用を無くし事実上経営破綻に追い込んだISC問題で経営責任を追究されるどころか,地球温暖化対策に向けなお一層の二酸化炭素削減努力を怠るな,などと訳の判らぬ叱咤激励発言をした議員がいた。当の本人は海外視察以外にISOなど知る由もなく,またそんなことどうでもいいのだろう。実は,二酸化炭素と地球温暖化現象の相関関係はそれほど高くは無い。また,100年後の,僅かな海位上昇もゼロ・ゴミエミッションで解決できるほど単純でもない。そんな事より捻じれを生じたままの追認議会の正常化問題はより重要な時機ではないだろうか。
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