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(回答先: あっしらサン、教えて下さい。 投稿者 龍彦 日時 2002 年 7 月 14 日 02:39:25)
頼りにしてもらうのはそれなりにありがたいのですが、投資相談と同様、試験対策には対応していません。
要領よく物事をこなすことも大事だと思っているので試験くらいは自分でやったらという意図ではなく、面倒なこともなさることながら、従来の経済学とは対象世界の枠組み設定が違うので、試験官の意に沿う“模範解答”ができないからです。(試験官のイメージしている経済世界と私がイメージしている経済世界が異質のものだからです)
課題からこういう解答が求められているんだろうなという推測はできますが、そういう内容をまとめる気力は湧いてきません。
(試験の内容についてこう考えるのだが・・・という内容であればできる範囲で対応しますが...)
1)2)発展途上国のいくつかが採用している外国為替レートの制御手法としての通貨バスケットやバスケット内の通貨ウェイトの固定や変動については、検索エンジンで解説が見つかるはずです。
2)コブ・ダグラス生産関数については、計量経済学の基礎概念なので、これも見つかるはずです。
(私が展開している「労働価値」と経済成長の関係を類似的に数式化したものなので興味はありますが、産出された財の貨幣化という最後の隘路が考察されていないものなので、潜在的な予測モデルにしか適用できないものです)←こんな解答を書いたら、良識ある教官であればその根拠を示せと言うでしょうし、たんに蓄積した経済学的知識を切り売りしている教官であれば不可の採点をするでしょう。
3)“成長会計”については、不勉強なので概念そのものが良くわかりません。
(残存価値がある生産設備をスクラップ化し、内部留保利益=余剰資金は当然のこととして借入れを行って生産設備を再構築することで、価格及び品質の競争力が上昇し、より高い利益率が達成でき、利益額はさらにきく膨らんでいく。金融状況的にはインフレなので、借入れ利息の負担は軽減化される。このような循環を継続して、企業財務が質的にも量的にも強化されていったといったようなことしか思い浮かびません)
4)労働生産性についても、検索エンジンで見つかるはずです。
5)米国の労働生産性論争は、時期も不明確なので何とも言えませんが、最近であれば、「IT革命」と労働生産性の関わりについてではないかと推測されます。
(「IT革命」が対象ならば、「IT革命」が労働生産性に及ぼす影響は、一律的なものではなく、業種特性別・企業特性別に考える必要があります。日本の製造業の歴史をみればわかるように、生産過程のIT化による労働生産性の上昇は70年前後から始まり、一貫として追求されてきました。(80年代の生産ロボット導入はIT化の象徴的なもの)ここ数年の「IT革命」は、生産過程ではないということが特徴であり、ある特性を持つ業種の労働生産性は大きく上昇したが、別の特性を持つ業種や企業は逆に労働生産性を下げてしまった(ITへの投資が利益の増加に結びつかずコストの拡大をもたらした)というものです。米国で「ITバブル」がはじけた理由を、労働生産性との関わりで考えてみると面白いと思いますよ)
6)在庫循環と景気動向指数も、基礎的な概念なので、検索エンジンで見つかるはずです。