福田康夫官房長官は9日午前の会見で、最近の外国為替市場での円高傾向について「日本経済の現状を考えると阻害要因になるかもしれない。急激な変化は好ましくない」と懸念を表明した。福田長官は「この数カ月で(円相場が)1割以上上がった。テンポが速すぎないだろうかという議論は出てくる」と述べ、円高が進むと輸出企業の経営悪化などで景気腰折れにつながりかねないとの見方も示した。
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