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ソニーの全額出資子会社、ソニー生命保険と外資系大手保険会社との資本提携交渉で、オランダのエイゴンと米プルデンシャルの2社を軸に、7月末にかけて大詰めを迎える見通しとなった。
米、オランダ2社に米GEキャピタルグループを加えた3社が提携候補として浮上していたが、ソニー生命内部でGEへの反発が強く、同グループが交渉レースから後退したためだ。
ソニーは資本参加を仰ぐに当たり、折半出資を基本とする意向を表明している。ソニー生命株の売買をめぐる攻防は激しさを増しそうだ。
GEキャピタルグループの後退は、傘下のGEエジソン生命保険(旧東邦生命保険)の業績が振るわず、ソニー生命内部で提携先として好ましくないとの声が浮上、これを察知した同グループが提携を困難視したためとみられる。
ソニー関係者によると、GE、エイゴンは既にソニー生命の資産査定を済ませ、プルデンシャルが査定作業を進めている。
米プルデンシャルはソニー生命の前身であるソニー・プルデンシャル生命保険を1979年にソニーと合弁でつくった。しかし87年に解消し、日本法人のプルデンシャル生命保険を設立。2000年には破たんした旧協栄生命保険を買収し、ジブラルタ生命保険として再生させた。
一方、エイゴンは日本に拠点を持たず、国内市場参入を狙っている。
ソニー生命の企業価値は1000億円台後半から2000億円程度とされ、折半出資に当たり外資は最大で1000億円の負担が必要となるもようだ。