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福田官房長官は、景気の現状について、悪くなっているという方向ではない、との認識を示した。
午前の定例会見で述べたもの。
自民党の麻生政調会長が講演で、”景気が悪くなっているのに、公共事業を減らすような緊縮財政にするのは、おかしい”と発言したことについて、官房長官は、「政調会長の発言を全て知っているわけではない」としたうえで、「景気が悪くなっているかというと、見解の相違がある。データで言えば、最近は下げ止まっている状況にあり、企業も若干明るい展望を持ち始めた。そういうことを考えると、悪くなっているという方向は、ちょっと違うのではないか」と述べた。
さらに、”国債発行枠30兆円を見直す考えはないか”との質問に対し、長官は、「政策運営については、いろいろな考え方があり、いいとか悪いとか結論づけることはない。いろいろな意見に謙虚に耳を傾けなければならない」としたうえで、「今現在、30兆円を変える考えはない」と明言した。