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さて今世界中で猛烈に偽造紙幣が出回っています。それは北朝鮮などが国家事業としておこなっているものもあればキャノンのカラーコピー機で作ったものもあります。ところで偽造インゴットはなぜ今存在しないんでしょう。紙幣の偽造の方が簡単なだけだからです。
インゴットを常に溶かして確認するならともかく、ナマリをインゴットの形にしてその表面5mmくらいに金を塗装するのは簡単です。昔はそうした偽造金貨を見分けるために歯でかんだそうですが。電気伝導率ではかれるといわれるかもしれませんが、それなら金と同じになるように組成をかえればよいのです。ちなみに電気伝導率が一番高いのは銀です。また銅もPCOCCなど組成により伝導率がかわります。非常に純度の高い銅は伝導率もよく値段もはります。
もし経済がどうしようもなく混乱すれば当然ロシアやホンコンで今偽札やアイデンティティー盗難をやってる連中は金の偽造にかかるでしょう。
紙幣が偽造できるのにインゴットや田中貴金属の証書が偽造できないわけがありません。
私が昔すんでた地域には銅の廃山があり、中に入ると黄銅鉱や黄鉄鉱に混じって恐らく金を含んでるだろうと思われる鉱物がありました。この山の下に小さな川が流れていてそこにも色々な鉱物がころがっていました。
ところでこの鉱石から金を私が取り出して1kgのインゴットを作ったとしてこれは売れるのでしょうか?もし証書がないと売れないなら金に価値はなく、価値は田中貴金属などが需給調整により値段を安定させますよという保証と確かに田中貴金属が売りましたという証書の信用だと考えられませんか?しかし田中貴金属をそれほど信用するかどうかですね。証書に価値があるなら別に金でなくても光るナマリでよいと考えます。なぜなら100%本物の金か証明できないからです。
昔の中国では奇貨おくべしといいましたが人類の歴史は偽造金の歴史でもあります。