現在地 HOME > 掲示板 ★阿修羅♪ |
|
http://www.tokyo-outlaws.com
その取り立てが、いかに悪徳街金並みのものかわかっていた
だくために、以下の例を見て欲しい。
あなたは土地持ち(2つ)で、それぞれの土地を担保に建設資金を借り、その土地にマンションを建てたとしよう。ただし、地の利が良かったためにバブル崩壊後も入居者は減らず、月々の分割返済を遅滞したことはただの一度もない。
こうしたなか、1つの賃貸マンションについては、もっと収益の良いマンションが見つかったので売却し、別マンションを購入。
そこには前回と同じ8000万円の根抵当権が設定された。ただし、売却益をソックリ返済に回したから、こちらの実際の借入残高は約2000万円。8000万円の“根”抵当権というのは、銀行から最大8000万円まで借りることがでできるというもので、8000万円の抵当権=8000万円を借り入れているというのとは訳が違う。
そういうわけで、あなたは8000万円ー2000万円=6000万円の融資枠があると思っていた。
そんななか、娘の結婚式が近づき、2000万円の融資をその根抵当権枠からお願いする。ところが、思いがけず銀行側にはこれを拒否される。そこで、思い余ったあなたは商工ローンから2000万円を借りる。しかし、高利のために月々の支払いを続けられないと判断、ほどなくそのマンションを売却する。
その売却代金は約7000万円。このマンションの借入高は2000万円を残すだけだから、それだけ支払えばいい。ところが、何と銀行側は「もう一つのマンションの借入分の返済が済んでないから、7000万円全額支払うこと。それが嫌なら、売却物件の所有権を元のようにあなたに戻せ!」といったのだ。
繰り返すが、あなたはもう一つの物件の返済をただの一度も遅滞したことはない。しかも、この2つの物件は「共同担保」になっていないのだ。なぜ、こんな理不尽な要求をされなければならないのか。
そもそも、商工ローンに手を出してしまったのだって、銀行側が6000万円の融資枠があるのに、その内の2000万円の融資さえ応じてくれなかったことに端を発しているのだ。しかも、あなたと銀行との付き合いは30年近くも続いており、最近の不動産取得だけに始まった関係ではないのだ。
ところが、実際にこうしたことからトラブルが発生。「恐るべきUFJ銀行。極悪非道のやり口で零細企業の社長を自殺に追いやろうとしています」というビラまで問題の支店前で撒かれている。
「債権回収を急ぎたいのでしょうが、こんな強引な回収例、聞いたことがありません。確かにエグすぎますね」と、ライバル都銀OBも本当にそんなことが行われているのかと半信半疑で感想を述べたのだった。