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ダイエーの高木邦夫社長は28日、福岡市で会見し、主力3行に次いで借り入れ残高の多い金融機関11社との残高維持、金利減免交渉について、「新生銀行からは借り入れ金の段階的な返済を求められている」と述べた。高木氏は他の10社については「(残高維持などで)合意できる見通しになった」と語ったが、大手行が再建支援で足並みをそろえるなか、新生銀は、ダイエーの再建計画の実現が不透明とみて、独自路線を選んだ形だ。
高木社長は新生銀に関し、「1年ほど前から(返済の)話を聞いている」と述べた。新生銀のダイエーグループ向け融資残高は1000億円強。返済を求めているのはこのうちダイエーオーエムシーやマルエツなどを除く分とみられる。ただ、ダイエー、新生銀行とも具体的な返済要請内容は明らかにしていない。
また、「今後も関係者と相談しながら、新生との話を継続する」ともつけ加え、返済について交渉を続ける考えを示したが、新生銀の態度次第ではダイエーが主力行に返済の肩代わりを求める可能性もある。
ダイエーは2月末にUFJなど主力3行に5200億円の金融支援を受ける再建計画をまとめた。その後、他の金融機関には融資残高維持と金利減免を要請し、今月21日には東京三菱、農林中央金庫など都銀、信託銀、地銀、生保の計10社と会合を開いた。ダイエーは会合で交渉が大筋でまとまり、借り入れ残高で90%を超す金融機関と話し合いがついたと説明していた。