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全国銀行協会が28日発表した全国銀行133行(都銀、地銀、信託銀を含む)の2002年3月期決算状況によると、単体の経常損益は5兆7029億円の赤字(前の期は4464億円の黒字)に転落した。赤字は3年ぶり。不良債権処理費用の増加に加え、株式相場の低迷で減損処理額が膨らんだのが響いた。
最終損益も4兆1989億円の赤字(同1756億円の赤字)で2年連続して赤字を計上。個別行を見ても経常赤字行が前の期に比べ20行増の57行、最終赤字行も17行増の58行に上った。
不良債権処理を進めたものの、自己査定を厳しくしたためにリスク管理債権額は3月末時点で33%増の39兆8380億円と大幅に増加。業務純益も貸倒引当金繰入額が増えて1.9%減の4兆5596億円と3年ぶりに減益となった。
預金残高は523兆5353億円で2.3%増。内訳を見るとペイオフ全面解禁を控えて定期預金から普通預金への振り替えが進んだが、個人・法人とも総額では増加傾向が続いた。