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「そもそも、4時間でも5時間でもかけて−いや時間など気にせずに、前田(晃伸)社長は株主からの質問にすべて答えるべきだった。われわれ行員もそうしてくれるものと期待していた。またそうすることで、一連のシステムトラブルに対してとりあえずのけじめをつけ、新生みずほとして再スタートを切れるはずだったのです。しかしわれわれの期待は、完全に裏切られる格好となってしまった…」
みずほグループ幹部がこう言って肩を落とす。
6月27日、三菱東京フィナンシャル・グループ(MTFG)および三井住友銀行の株主総会が無事終了したことで、“ビック4”のすべてが株主総会シーズンをとりあえずクリアした。
“ビック4”各社の株主総会所要時間は以下の通り。
みずほホールディングス(6月25日)…1時間56分
UFJホールディングス(6月26日)…2時間15分
三井住友銀行(6月27日)…2時間16分
MTFG(6月27日)…1時間45分
「さほど目立った経営課題、経営問題を抱えていないMTFGの所要時間が“1時間45分”というのは当然としても、みずほの“1時間56分”はいくら何でもあまりにも短すぎる。言うところの“総会対策”をやったのではないか…」(大手都銀幹部)
結論から先に言えば、みずほホールディングスの株主総会は、まさに“ヤジ”と“怒号”が相次ぐ大荒れの総会となってしまったのである。
「議長の前田社長といえば、株主からの質問に対してはまともには答えず、まさに逃げの一手。最終的には株主からの質問も一方的に打ち切って、株主席前方に陣取った多数の社員株主たちの『異議ナシ』『了解』の怒号の中、議案を可決し強行突破を図ってしまったのです」(みずほホールディングスの株主)
大手都銀首脳が言う。
「社員株主を使って一方的に株主総会を打ち切って終了させるやり方は、まさに一時代前のもの。現在、株主無視のこんな手法をとっている大手行はどこにもない。まさに醜悪そのもの。事ここに至ってこんな対応しかとれないとは前田社長の人間性すら疑わざるを得ない」
しかもみずほホールディングスは、外部にこうした“荒れた総会”の実態が明らかになることを回避するために、まさに姑息としか言いようがない隠蔽(いんぺい)工作すら行っていたのである。
「株主総会当日、マスコミ取材に対応するために、会場となった『東京国際フォーラム』に会場とは別にプレスルームを用意したのです。本来ならこのプレスルームにモニター画面を設置し、会場内部の様子を逐一ウオッチできるような態勢を整えておく予定だったのです。ところが施設−とくにモニターケーブルの不都合を理由に、こうした対応を取ることを中止してしまったのです。結局、みずほホールディングスの広報担当者が株主総会開始から10分おきに、このプレスルームを訪れ総会内部の状況を逐一説明することになったのです」(みずほグループ幹部)
ところが、この“説明”自体が虚偽の連発だったというのだ。結局、こうした“隠蔽工作”は、さすがにマスコミサイドにバレ、大きな騒ぎになったというのだ。
まさに、みずほグループ−というよりも前田社長の隠蔽体質を象徴するような出来事だったといえよう。
「こんなトップを持った自分たちが情けない」(みずほグループ幹部)
前田社長にあえて助言しておくことにする。今からでも遅くない、みずほ再生のためにあなたは即刻辞めなさい、と。