現在地 HOME > 掲示板 ★阿修羅♪ |
|
今朝(6・27)NHK衛星1で放送された「ABCワールドニュース」は、“世界同時株安”の一つの引き金になったワールドコムの破綻について次のように報じた。
● 経費を長期投資に計上して見掛けの利益を拡大
38億5200万ドル(およそ4700億円)と言われている架空利益は、メンテナンス費と修理費を経費ではなく長期投資として計上することで行われた。
● アーサー・アンダーセンが再び矢面
エンロン破綻で捜査妨害を認めたアーサー・アンダーセンがワールドコムの会計監査を受け持っていたことから、アーサーアンダンセンが主張している「ワールドコム側からきちんとした情報を受け取っていなかった」というのが、理解を得られない言い訳だと見られている。
監査法人が決算書から見抜けないようでは、監査法人としての能力と適格性に欠ける。
そうでないのなら、何か裏がある。
● ワールドコムは1万7千人の解雇へ
業績不振で4月に3700人を解雇したばかりのワールドコムは、破綻により、17,000人を解雇する予定。
従業員が登場し、「社内の志気は著しく落ちている。みんなが次は自分が解雇されるのではと考えている」と語った。
● ワールドコムの株価は9セントに
破綻により市場での取引は停止されたが、直前の株価は9セントまで下落した。
ワールドコムの株価は最高で62ドルをつけた。
これにより、従業員も401Kで多額の損失を出し、多数の株主が損失を被ることになった。
● 4月に辞任したエバンス会長
モーテル経営者からワールドコムを全米第2位の長距離通信会社まで大きくしたエバンス会長は4月に辞任したが、それまで数年に渡って年に1千万ドル(約12億円)を受け取っており、辞めた後も、生涯に渡って年に110万ドル(約1億3千万円)を受け取る。