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米大統領、巨額粉飾の徹底調査を約束 市場は一時、全面安
2002.06.27
Web posted at: 10:53 JST
- CNN
ニューヨーク(CNNマネー) サミット(主要国首脳会議)出席のためカナダ・カリガリーを訪れているブッシュ米大統領は26日、長距離通信大手ワールドコムの巨額の粉飾決算の問題で、徹底的な調査を行うことを約束した。また問題発覚を受け、26日のニューヨーク株式市場は一時、全面安の展開になった。
大統領は、昨日明らかになった今回の問題を「とんでもないことだ」と表現、「我々は、徹底的な調査をして、株主だけでなく、社員も欺いたことについて、関係者全員に説明をつけてもらう」と話した。また「株主から資金を委ねられていた社員は、最高の規範に基づいて努力をしなければならない」とも話した。
26日のニューヨーク市場は全面安の展開で、ダウ工業株平均は9000ドルの大台を一時、割り込み、店頭市場ナスダックの総合指数も一時、昨年9月の同時多発テロ以降の最安値を更新した。
終値は、ダウが前日とくらべて6.71ドル安い9120.11ドル、ナスダックは同5.34ポイント高い1429.33ポイントだった。
今回の問題は、2001年通期に30億5500万ドル、2002年1―3月期に7億9700万ドルの粉飾決算が行われ、5四半期を通じて水増しされた利益は総額38億5200万ドル(約4670億円)に達していたというもの。同社は25日、スコット・サリバン最高財務責任者(CFO)を解雇した。
同社によると、販売管理費などに計上すべき通常費用を設備投資とみなすことで、EBITDA(利払い前・税引き前・償却前利益)と呼ばれる利益をかさ上げしていた。同社は株価は暴落しており、倒産を避けるため、28日までに1万7000人を解雇する方針。