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24日付の米紙ウォールストリート・ジャーナルは、米シティグループ傘下トラベラーズなど保険会社11社の主張を基に、米銀大手JPモルガン・チェースは、米エネルギー卸売会社エンロンを資金支援するため、同社と虚偽の取引を行ったと報じた。JPモルガンは主張には根拠がないとして不正の事実を否定している。
同紙が保険各社の文書を基に伝えたところによると、11社は、JPモルガンが特別目的会社「マホニア」を通じてエンロンから天然ガスを購入するとともに、若干の上乗せ価格で売り戻すいわゆる「往復取引」を行ったと指摘。売買価格の差額は、実際は融資の利息に当たるものだったとしているという。
JPモルガンは現在、保険各社の支払い保証があったことを理由に、エンロンとの天然ガス取引の損失を補償するよう求めているが、保険各社は2社の取引が実際には融資だったとして、補償を拒否している。