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週明け24日の東京株式市場は、先週末のニューヨーク市場で株価が大幅安となった影響などから、東証株価指数(TOPIX)が一時、取引時間中としては約4か月ぶりに1000台割れとなるなど大幅に続落した。
一方、東京外国為替市場の円相場も、海外市場の流れを受けて、昨年11月以来、約7か月ぶりの円高水準となる1ドル=121円台前半まで急伸したが、政府・日銀は急激な円高に歯止めをかけるため、午後の取引で円売り・ドル買いの市場介入に踏み切った。
円急騰は輸出をテコにした日本経済の回復に悪影響を及ぼしかねないと懸念した模様で、市場介入を受けて、円買い圧力はやや一服し、株価も急速に買い戻しが入っている。
同日の東京外国為替市場は、先週末の海外市場で急激に進んだ円高・ドル安の流れを受けて、円買い・ドル売りが加速し、円相場は一時、先週末(午後5時)比2円22銭円高・ドル安の1ドル=121円02銭まで上昇、昨年11月15日以来の1ドル=121円台に突入した。
これを受けて、政府・日本銀行は24日午後零時45分ごろ、1ドル=121円台前半で円売りの市場介入に踏み切り、円相場は一気に122円80銭近くまで円安方向に戻した。
通貨当局の市場介入は、今年5月からの円高局面では5回目で、6月4日以来だ。先週末の海外市場で一時、1ドル=120円台をつけるなど円高圧力が強く、このまま円急騰が続けば、輸出主導による景気回復にマイナスとなりかねないと判断、円高阻止を狙ったと見られる。円相場は午後1時現在、1ドル=122円06―09銭で取引されている。
◆東証指数、一時1000割れ◆
一方、東京株式市場は、先週末のニューヨーク市場で株価が大幅安となった影響や、円高進行などを嫌気して、売り先行の展開で始まった。TOPIXは、取引時間中としては2月27日以来、約4か月ぶりとなる1000台割れし、一時、先週末終値比16・33ポイント低い986・02まで下落した。
日経平均株価(225種)も一時、同185円28銭安の1万169円7銭と、1万円割れ寸前で取引された。
しかし午後の取引に入って、一部の機関投資家から買い戻しが入ったほか、通貨当局による円高阻止のための市場介入も好感され、TOPIXは1000台を回復、日経平均株価も先週末比で上昇に転じている。
午前の終値は、TOPIXが先週末終値比5・32ポイント低い997・03、日経平均は同47円70銭安の1万306円65銭で、出来高は約3億株だった。午後1時15分現在、TOPIXは同2・21ポイント高い1004・56、日経平均は同29円31銭高の1万383円66銭で推移している。