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(回答先: 米財務長官:「ブラジル経済の基礎的諸条件は強固」と緊急声明[毎日新聞6月22日] ( 2002-06-22-19:59 ) 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2002 年 6 月 22 日 21:02:54)
【サンパウロ=窪田淳】
中南米諸国で政局の不安定さなどから金融市場が動揺している。ブラジルでは21日、通貨レアルが1ドル=2.84レアルと史上最安値を更新。アルゼンチンやメキシコでも通貨と株式が軒並み下落した。アルゼンチンでは中央銀行総裁が辞意を固めるなど先行き不透明感が増している。
10月に大統領選挙が実施されるブラジルでは、左派の野党候補の支持率が与党候補を圧倒している。政権が交代し、経済政策が変更されるとの懸念が高まっている。
これを受けムーディーズ・インベスターズ・サービスなど欧米の格付け会社はブラジル国債の格付けを相次いで引き下げた。代表的な株価指数であるボベスパ指数は21日、前日終値比で4.7%下落した。
アルゼンチンでは地元メディアが、月末にもブレヘル中銀総裁が辞任すると一斉に報じた。銀行預金の引き出し制限をめぐる政府との意見対立が原因だ。