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福岡県大川市の大川信用金庫(緒方孝治理事長)が、経済危機で元本償還が危ぶまれているアルゼンチン国債を12億円分保有していることが分かった。3月期決算で特別損失として計上し、緒方理事長と専務理事が責任を取って昨年10月〜今年6月の給料を20%、残る役員4人も5〜10%減額している。
緒方理事長によると、年間約6000万円の運用益を見込み、99年度に大手証券会社3社を通じて購入した。95年度に購入した25億円分は5年間で約7億5000万円の運用益を上げたという。
大川信金の預金量は5月末で約1080億円。3月期決算では今回の特別損失のほか、地元家具業界の低迷に備えた貸し倒れ引当金28億9000万円を計上したため、自己資本比率は昨年3月期の14・95%から9・68%となった。緒方理事長は「信金の体力は十分で経営に問題はない」と話している。
アルゼンチン国債の日本での発行総額は1915億円。今年3月にはJA福岡信連の約190億円の保有が分かり、リスク管理が問題となった。【西貴晴】