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平成14(2002vol.020)7月4日 ☆〜゜・_・゜~
辻際和美が偽造したとされる3件の契約付番の意味慎重。
辻際和美が偽造したとされる3件の契約付番は平成11年度第11−05−0091から0093まで。これは伊賀県民局農林商工部平成11年度の91から93番目の契約で5月度締結を意味する。これが偽造されたとなると,この契約付番と同じ他のものが同部に存在することとなる。事実,これに相当するものとしては次の3件がある。
[伊賀県民局農林商工部平成11年度契約リスト] 4は平成コード
411−05−0091 基幹水利補修事業荒木地区頭首工改修工事 日東河川工業東海営業所 138百万
411−05−0092 ふるさと農道整備事業青山地区塩川工区道路(その6)工事 70百万
411−05−0093 広域農道事業伊賀2期地区出合工区付帯工事 3百万
これ等に共通することは指名競争入札とはされているが,当初正規契約月として9月28日,29日が手当されていること。これは[裏]随意2号様式副契約とは別に,[正規]主契約の締結がいずれも存在することを意味する。
このように,辻際和美が偽造したとされる3通の契約書式随意2号様式は,実は裏契約たる副であり主契約でない。これに対応する正規主契約は3通とも知事公印7号印が押された状態で三洋テクノマリン名古屋支店長赤畠義弘により任意に提出されている。そして,副に対応する同様の工事名,工区,期間が示され,契約付番は付せられていない。
少なくとも事件発覚(9月を遡る平成11年5月の段階で赤畠名古屋支店長と大阪支社澁谷竜太郎は,本庁に赴き随意2号様式副契約第11−05−0091を(三重県知事と)交わしこれには(業務名称)河川改修計画事業(繰)青山総合地区,(施行場所)阿山郡大山田村滝地内,(履行期限)着手平成11年4月30日,完成平成11年9月10日と記されている。また,事実,契約通り工事は施工され三重県に請求もされたのだ。三洋テクノマリンといえば,三井物産系海洋開発事業調査計画での業界大手で三重県の指名入札業者にも指定されている。この会社が工事を実際に施工したのだから,よもや辻際和美一人が相手では済まされない。この随意2号様式副契約自体が裏契約であり違法である。そして,本来ならば裏の契約付番など後でどうにでもなるのだから管理できぬ違法なものにまで付される訳はない。