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個人で100万ドル(約1億2400万円)以上の金融資産を持つ世界の富裕層人口が、昨年末の時点で前年より約20万人増えて710万人に達し、初めて700万人台に乗ったことが17日、米証券大手メリルリンチなどの推計で分かった。
米同時テロやハイテク株バブルの崩壊で世界の株価は昨年大きく値下がりしたが、リッチな投資家たちは資金を債券などに振り向け、しっかり運用成績を挙げた形だ。
世界人口の約0・1%強の富裕層が、最大に見積もって世界の金融資産の40%を所有する不均衡な構図もあらためて浮き彫りになった。
富裕層全体の資産総額は2・7%増の26兆2000億ドル(約3250兆円)に達したが、伸び率は97年の調査開始以来、最低だった。
地域別では欧州が254万人、8兆4000億ドルと人数、資産総額とも最多。北米が222万人、7兆6000億ドルで続き、日本を含むアジア太平洋地域は173万人、5兆1000億ドルだった。日本人は120万人としている。
調査はメリルが大手コンサルティング会社と共同で実施。各国政府や国際機関の統計を基に、独自方式で不動産を除く個人資産を推計した。(ニューヨーク共同)