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【ロンドン福本容子】
財務省の黒田東彦財務官は17日、ロンドンで講演し、米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスが日本国債の格付けを引き下げたことに対し、「(現在の格付けは)低すぎる。上方修正されるべきだ」と強調。さらに、「膨大な日本の経常黒字や外貨準備高などを格付けに反映させていない」と指摘し、ムーディーズに再検討を促していく考えを示した。
また黒田氏は、講演で消費者物価指数(CPI)の伸び率がマイナスからゼロ%に浮上しても、本当の意味でのデフレ脱出にはならないとの見解を示した。日銀はCPIがゼロ%に回復するのをデフレ脱出の目安とし、それまでゼロ金利政策を維持する構えだが、財務官発言は、ゼロ%復帰では不十分と間接的に日銀方針を批判したもの。