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平沼赳夫経済産業相は16日、米格付け会社「ムーディーズ・インベスターズ・サービス」が日本国債の格付けを2段階引き下げボツワナ共和国より下のランクになったことについて、「ボツワナ国民の半分ぐらいはエイズ患者だが、そんな国より格付けが下とはけしからん」との問題発言を行った。平沼氏はポスト小泉の1人として急浮上しつつあるが、ボツワナとエイズ患者の双方に対する差別発言とも受け取れるだけに、批判を浴びそうだ。
平沼氏の問題発言は秋田市内の講演で飛び出たもの。平沼氏は「こんなことを言ったらボツワナの名誉にかかわるが」と前置きをしたものの、「日本はボツワナの最大の援助国なのに、それより格付けを下げられてしまった」と怒り爆発。問題発言へとつながった。
ボツワナはアフリカ南部の人口160万人(2000年)の国で、国土は日本の約1.5倍。国土の80%は砂漠とサバンナ(大草原)に覆われているが、1966年の英国からの独立後、ダイヤモンドや銅等の鉱物資源が次々と発見。1人あたりのGNPが67年の94ドルから2000年の3300ドルに上昇するなど、他のアフリカ諸国と対照的に急速に経済発展を遂げた。
日本からの経済援助は99年実績で5億7700万円で1位となっている。
ただ、エイズ問題は深刻さを増しており、国連エイズ合同計画の99年末の推計では、同国の15−49歳のエイズウイルス感染率は35.8%と世界最悪に。平均寿命が39歳との報告も出ている。