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帝国データバンクが14日発表した5月の全国企業倒産状況(負債1000万円以上)によると、倒産件数は前年同月比1.6%減の1696件だった。5カ月ぶりに前年同月を下回った。負債総額は前年同月比より6.2%増え、1兆846億2300万円。9カ月連続で1兆円を超え、5月としては戦後3番目の高水準となった。
倒産の要因としては、全体の7割近くを占める「販売不振」が14カ月連続で前年同月を上回った。「不良債権の累積」も2割近く増えた。一方で、「放漫経営」は3割近く減った。帝国データは、「モノが売れない、焦げつきが起きたなど、デフレ不況を受けた倒産が目立つ」としている。
業種別の倒産をみると製造業と小売業でともに前年同月より約9%、サービス業で約5%増えたのが目を引く。建設業や卸売業では、逆に倒産が減った。
主な倒産では東証一部上場の日本加工製紙が約693億円の負債を抱えて自己破産を申請。名門ゴルフコースなどを経営する川奈ホテル(東京)も民事再生法の適用を申請した。負債総額は約670億円。