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帝国データバンクは14日、2002年3月期末の、全国の129行の不良債権残高をまとめた。残高は合わせて約39兆2569億円となり、前の年より30.7%、額にして約9兆2233億円も増えた。129行のうち91行で不良債権の残高が増えた。
調査の対象は、大手銀行13行、地方銀行64行、第二地方銀行52行。増加分のうち94%が、大手銀行の不良債権だったという。
銀行が有税で不良債権を処理した場合に、将来戻ってくる税金相当額を自己資本に繰り入れることができる「税効果会計」の影響についても集計した。129行合わせて約10兆6602億円がこの方法で自己資本に組み入れられており、大手13行による組み入れ額は7兆9688億円に達した。