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(回答先: 孫社長、あおぞら銀株の売却検討認める〜「結論は出していない」〔株ZAKZAK〕 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2002 年 6 月 12 日 18:00:18)
12日の衆院財務金融委員会で、あおぞら銀行(旧日本債券信用銀行)の筆頭株主で有るソフトバンクの孫正義社長は、同銀行株売却問題について「(売却を)検討している」と述べ、初めて公式に認めた。ただ、実際に売却するかは未定とし、「少なくとも購入してから2年になる今年8月までは保有する」との考えを示すにとどまった。
ソフトバンクはあおぞら銀株の48・87%保有している。孫社長は、売却を検討する理由について、4月の銀行法改正で事業会社が金融機関の株式を20%以上保有している場合は、改めて認可が必要になることを指摘した。
しかし、委員側から「長期保有が株取得の条件だったはず」などと追及されると、「仮に長期保有を続けるなら、どのような条件が付くのかなどを勉強していきたい」と述べ、再考に含みをもたせた。
同委では、日本国債を2段階格下げした米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスの日本法人ムーディーズ・ジャパンのバイス・プレジデント、トーマス・バーン氏の参考人質疑も行われ、バーン氏は「政府債務は先進国で未踏の域に達し、今後悪化が考えられる」と格下げを正当化する一方で、「短期的に危機が発生するとは思わない」などと強調した。【藤好陽太郎】