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全国地方銀行協会は、地銀64行の金融再生法に基づく不良債権額(単体ベース)が2002年3月末で、前期比9.6%増の10兆7811億円になったと発表した。
地銀協によると、地銀64行の2002年3月期の不良債権処理額(単体)は前期比7.0%増の1兆3523億円。また、業務純益は前期比2.2%減の1兆2210億円、経常損益は6281億円の赤字(前期は1134億円の黒字)、当期損益は5558億円の赤字(同642億円の赤字)だった。
個別行ベースの状況については、64行のうち、赤字行(単体)が、業務純益の段階で1行(前期はゼロ)、経常損益で21行(同14行)、当期損益で23行(同14行)となった。自己資本比率は、国際基準行12行平均で11.02%(連結)、国内基準行は平均で9.19%(単体)となった。