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(回答先: これでも格下げ? 外貨準備が過去最高〜円売りドル買い介入で急増〔株ZAKZAK〕 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2002 年 6 月 07 日 16:23:31)
別の欄でも書きましたが、この日銀介入資金により、米国債の金利が低下しました。
アンチ・ニューエコノミーの共和党政権はテロとの戦いという第4次大戦の戦時下であるということを隠れみのに歳出拡大を進めています。これは自らの支持基盤であるオールドエコノミー派、軍産複合体にお金を落として上げるためです。
欧州の有識者らは昨年からすでに”米国の双子の赤字”を懸念しており、今年になってまさにそのムードが高まっています。もしそうなれば、米国ではドル安、株安、債券安のトリプル安の危険も含まれます。何といっても、米国は日本と異なり計上赤字国ですから、株安になったからといっていつまでも長期金利が下落するわけにはいきません。
ここで登場するのが、ドル安になればなるほど国債を買ってくれるとってもありがたい存在です。それは日銀。ドル安円高となれば、円売りドル買い介入を行い、そのドル資金で米国債を買ってくれるのです。以前とは違い、現在は5年〜10年物の債券も買っています。日銀が大規模介入を行うたびに、”日銀が米国債を買う”という思惑だけで長期金利が低下します。
なんてありがたいことでしょう、米国にとっては。とりあえずトリプル安だけは避けられるのですから。
問題はこれがどこまで続くか、ということにあります。