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(回答先: Re: 口には出さないが「金のない奴はいなくなれ」というのが本音 投稿者 あっしら 日時 2002 年 6 月 06 日 19:05:49)
ちょっと前に、NHKの再放送で、アメリカでの民営刑務所のドキュメンタリーを見てゾッとしたのを思い出しました。
何年か前の取材のようで、現状はどうなのか分かりませんが、アメリカでは刑務所の民営化が積極的にすすめられており、その経営安定化のために微罪でも積極的に摘発し長期の懲役を科す傾向が進んでいるそうです。
刑務所内には提携する民間企業の工場が設置されており、受刑者は更生教育として労役が課せられます。その企業の経営者は、極低賃金、有休なし、無断欠勤無し、めんどくさい管理は刑務所側が面倒見てくれ、保安も万全と大喜びでした。
驚きました。このシステムが広がれば新しい奴隷制度の完成ですね。
手に職をつけ出所できても、その職は極低賃金の受刑労働者と競合するわけです。浮浪罪でも作っておけば、刑務所に戻るしか生きる道はなくなるでしょう。CIAが麻薬の蔓延に熱心なのは、こんな狙いもあるのかと疑いたくなります。
中国に負けない安い労働力、生産性の確保は日本にとっても国家の維持に不可欠かもしれません。
ことあるごとに重罰を求める世論の誘導、規制緩和、何でも民営化、デフレの行き着く先にはこんな社会が待っているのでしょうか。