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日本人は企業への忠誠心が希薄――。人材派遣会社のマンパワー・ジャパンが6日まとめた、世界8カ国・2627社の人事担当者を対象に実施した意識調査でこんな結果が出た。「終身雇用大国ニッポン」は意外にも、8カ国中7位と最低水準だった。
3月から4月にかけて、アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、オランダ、メキシコ、日本の企業の人事部門トップに電話で調査した。日本のサンプルは325社。
「従業員が高い忠誠心を持っている」と答えた人の割合は、8カ国の平均で62%。オランダの73%が1位で、メキシコの72%、アメリカの68%と続く。日本は50%で7位。最下位はイタリアの33%だった。
「会社が、従業員から忠誠心を受けるにふさわしい」との回答は、日本が45%で最下位。平均は64%で、上位からメキシコ77%、アメリカ76%、ドイツ69%。
忠誠心を高めるため最も重要なことでは「正直でオープンな会話」を挙げた国が最も多かったが、アメリカは「強いリーダーシップ」、ドイツやイギリスは「従業員にやるべきことを認識させる」。日本は「幅広く仕事を任せ、仕事に興味を持たせる」だった。
マンパワー社は日本の忠誠心の低さを「意外な結果。日本の人事が年功序列や終身雇用などの伝統的システムから脱却を図っている過渡期にあるため、特に希薄に感じているのでは」と分析している。(13:57)