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柳沢伯夫金融相は7日午前の閣議後会見で、来年4月のペイオフ全面解禁をめぐり信用金庫の業界団体が延期を求めるなどという観測があることについて「ペイオフは預金者の信頼に耐え得ることが大事で、国民の信頼を国家(保証)に求める話はない」と述べ、予定通り解禁すべきとの考えを示した。
また、金融相は先の生保決算で、契約者に約束した利回りを運用実績が下回る「逆ざや」が続き、予定利率の変更が必要との議論が高まる可能性について「いまはどういう世論の動向になるか。慎重に見守っていくしかないと思う」と指摘した。
一方、金融庁が5日に終了したみずほフィナンシャルグループのシステム障害に対する立ち入り検査結果について「まだオフサイトの検査は終了しておらず正式に私に報告があるのはすべてのプロセスが終わってからになる」と述べた。ただ、「今回の案件は国民に迷惑、不安を与え、関心も高い」として、業務改善命令などの処分が行われる段階で内容を一般にも公表する考えを明らかにした。