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財務省の黒田財務官は、最近の円高の動きに関連して、円高が行過ぎれば企業収益やデフレ要因になりかねずマイナスとの判断がある、と述べると同時に、経済のファンダメンタルズから離れた行き過ぎた為替の動きに対しては、財務省としては為替介入で対応する、との考えを表明した。
民放テレビ番組でのインタビューで述べたもの。
黒田財務官は、最近の為替市場で、ドル安・円高の動きが進んだことについて、「きっかけは、米国経済の動きにマーケットが反応したことだ。当初、マーケットは、米国経済の回復が強いとみて、それを先取りするかたちで(ドル買いの方向で)動いたが、結果的に、逆の経済の動きを示す指標がいくつか出て、ドル安になった。しかし、この動きは一時的なものだと考える」と述べた。
黒田財務官は、この点について、「米国経済回復の強いデータが、これから出てくる。マーケットはそれを見て安心し、それに連れて、為替も落ち着いていくと思う」と述べ、いずれドル安・円高の動きが修正されていくとの見解を明らかにした。
ただ、黒田財務官は、最近の数次にわたる円高是正のための円売り・ドル買い介入について、「いつも言っているように、経済のファンダメンタルズから見て、適切でない動きがあれば、為替介入で対応していく」と述べた。