生命保険大手・中堅10社の2002年3月期決算が、4日出そろった。消費者の「生保離れ」を背景に、個人保険と個人年金保険の保有契約高は10社合計で、前期比3.9%減の1145兆6610億円と5期連続で減少した。超低金利で高水準の逆ザヤが続いた上、株価下落の直撃を受けて、健全性を示すソルベンシーマージン比率(保険金支払い余力)は、7社で悪化。経営体力をすり減らす生保各社の姿が浮き彫りになった。
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