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(回答先: 日本の景気回復は輸出部門に依存、基盤は狭い＝ムーディーズのトゥルグリア氏［東京３１日ロイター］ 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2002 年 5 月 31 日 13:48:43)
５月の東京都区部の消費者物価指数は前年同月に比べて１．１％下落し、２年８か月連続で前年を下回りました。教養娯楽用耐久財や電気代、アパート家賃の値下がりなどの影響でデフレ状況が続いていることを示す形となっています。 (05/31 11:21)
http://www.nhk.or.jp/news/2002/05/31/grri84000000cjvq.html
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政府の景気底打ち宣言が出た後、一部に、もう日本のデフレは終わったという意見が多いようですが、現実にはまだ物価下落は続いており、景気が底を打ったという実感は殆どありません。地価も都心の生産性の良い地域が、一部値下がりから反発に転じているようですが、全体としてみれば、まだ下げ止まったという感じはありません。このような状況の中で、金と株だけが上がっています。金の値上がりについては、911テロ以来の不安心理がその背景として大きく、景気回復とはあまり関係ないようですが、株式については、確実に景気回復を示唆しているようです。株価は、常に景気に先行して動きます。特に、鉄鋼や化学などの素材、いわゆるデープシクリカルと言われる銘柄群にその動きが顕著です。例えば、新日鉄や三井化学といった企業の株価は911テロ事件が発生した昨年の9月を底に、上昇トレンドに転じています。そしてそれから約5ヶ月後の今年の2月に全体指標である日経平均、TOPIXがともに大底を打っています。マスコミによると、小泉内閣がデフレ対策の一環として実施した空売り規制が原因のように報道されていますが、あれは単なるきっかけに過ぎません。ちなみに、マスコミは年初より、3月危機を喧伝し、多くのエコノミストも株価8000円説を唱えておりました。
ところで、2月から3月にかけて買い上がったのは誰かということですが、機関投資家も含め、国内の投資家の多くは、3月危機説に惑わされ、この急騰を全く予想していなかったため、唖然として見つめていただけでした。その裏をかいて果敢に買い進んだのは、またしても青い目の投資家です。特に米系ですね。欧州系の投資家は少し出動が遅れたようです。いつもこうです。最安値を米系が買い、その後を欧州系が買い、最後に国内の投資家が買うという事がよく言われますが、今回もまた、このパターンがくりかえされたようです。やはり、狩猟民族と農耕民族の違いでしょうか。金融という金の奪い合いの世界では、聖徳太子が仏教を国教と定めて以来、ずっと和の精神でやってきた日本民族は、弱肉強食の歴史の中で生き長らえてきたアングロ・サクソンには太刀打ちできないようです。どこまで、日本の富は食われ続けられるのでしょうか。
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。