現在地 HOME > 掲示板 ★阿修羅♪ |
|
総務省が31日発表した労働力調査(速報)によると、4月の完全失業率(季節調整値)は前月と同じ5・2%だった。だが、世帯主の完全失業者数は108万人で過去最高を記録、リストラなど勤め先の都合による完全失業者も過去最悪水準の121万人に達した。
府は5月の月例経済報告で景気の底入れを宣言したものの、同省は「雇用の実態は依然、厳しい局面から脱していない」と分析している。
男女別の完全失業率(季節調整値)は男性が5・4%(前月比0・1ポイント増)、女性は4・9%(同0・2ポイント減)だった。
年代別に完全失業率を見ると、15―24歳では男性が11・6%、女性が10・3%と、ほかの年代より飛び抜けて高い。新規学卒で労働移動が激しい4月という特殊性はあるが、若年層の厳しさが際立っている。
完全失業者数は375万人で前年同月と比べ、27万人増えている。世帯主の完全失業者数が過去最高になったことは、家計に深刻な影を落としているとみられる。
就業者の動向を見ると、正社員などの雇用期間が1年を超える「常雇い」は4604万人で前年同月より63万人減り、9か月連続で減少する一方、パート労働者や派遣労働者ら1年未満の「臨時雇い」は4か月連続で増加した。
(5月31日12:19)