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「みずほフィナンシャルグループ−なかでも前田晃伸社長にとって、明日5月31日は、ある意味で“Xデー”となってしまう可能性がある」
大手銀行の証券運用担当者がこう不気味な予想を立ててみせる。
「“Xデー”とはいっても、なにも再び大規模なシステムトラブルが発生する可能性があるということを意味するものではない。中にはみずほホールディングス傘下のみずほコーポレート銀行でそうした大規模なシステムトラブルの発生を危惧するムキもあることにはあるが、さすがにそれは回避されるだろう。ここでいう“Xデー”とは、実はアナリスト向け説明会のことを指している」(同)
予定では明日、みずほホールディングスは東京・内幸町のみずほ銀行本店でアナリスト向け説明会を開催することになっている。
「出席を予定しているアナリストとしては、まさに手ぐすねを引いて待っている状態だろう−」(大手証券会社アナリスト)
そして当然のことながら、このアナリスト向け説明会には、みずほグループトップの前田社長が臨むこととなる。
「各アナリストの注目ポイントは、一連のシステムトラブルが今後の業績にどのような影響を及ぼすのかということと、経営トップ−つまり前田社長の責任問題に集約されているといっていいだろう。もっともアナリストサイドとしても、一定程度のネガティブなストーリーが出てくることは当然予想している。むしろアナリストサイドが注目しているのは、前田社長がそうしたネガティブ・ストーリーをリカバリーするシナリオを提示できるかどうかだ」
米系大手証券会社アナリストがこう言ってみせる。
ここ最近の株式マーケットのトレンドとしては、「みずほ売り、三井住友買い」という流れで推移してきたとみていいだろう。
「とはいえ、三井住友銀行が現段階で“勝ち組”と確定したわけではない。同行が掲示してみせた業績回復シナリオに対してとりあえずの評価をしたまでのこと。三井住友銀行が“勝ち組”に残れるかどうかは、2002年9月期中間決算の結果次第だ−」(同)
その三井住友銀行はきょう、東京・大手町本部にてアナリスト説明会を開く予定になっている。
「みずほグループに関して言えば、常にネガティブな極論を提示してみせることで有名なアナリストが、『みずほグループは解体し、“グッドみずほ”と“バッドみずほ”に分離して出直すべきだ』ということまで唱え始めているのが実情だ。この“怪説”は、まあご愛きょうとしても、みずほグループに対する各アナリストの見る眼は、総じて相当厳しいものがあるということを忘れてはいけないだろう。明日のアナリスト説明会の展開次第では、“みずほ売り”が一気に加速することになる−」(同)
5月29日段階のみずほホールディングスの株価は前日比1000円安の29万7000円(終値、額面5万円)という状況だ。
「場合によっては、20万円台を割り込む展開もあり得るだろう。仮にそうした状況が実際に起こったならば、“みずほ危機”が再燃することになるだろう−」(同)
ここしばらくは、みずほホールディングスの株価推移には要注意だ。