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ソニーが揺れている。いうまでもなく、100%子会社のソニー生命をソニー出井会長が外資に売却すると言い出したのが発端。
なぜなら、ソニー生命はすでに外資に売却済の東邦生命、セゾン生命と違い黒字決算の優良会社だからだ。
簡単にいえば、その背後には外資の連中同様、会社は単なる商売の道具としか思わず、マネーゲーム的な志向の出井会長VSソニー創業以来のモノ作り(技術屋)集団、そして生命保険も手間がかかろうが親身に顧客の相談に乗ってこそというプロ志向集団の対立がある。
もっと大きな視点でみれば、グローバル・スタンダードという名のその実、白人に都合のいい搾取構造と、汗水流してこそ商売という日本固有の考え方ーーつまり、これは文明の対立という見方もできないことはない。
こうしたなか、この4月2日付けで以下のような怪文書が出ていた。少々古いが、その対立の構造がよく分かるので以下、記す。
「ソニーは3月29日の取締役会で、ソニーグループ金融の主柱であるソニー生命を売却する方向で、検討することを決定、近藤専務を中心にゴールドマンサックスを通じ、相手先の選定に入った。売却の候補先としては、お馴染みのAIG、GEの他、オランダのエイゴン、ドイツのアリアンツ、そしてかつてソニー生命で合弁を組んでいた米国のプルデンシャルなどが挙げられている。売却の理由は、出井会長がGEのジャック・ウェルチ元会長から『キャッシュフローでマイナスの会社は、金融機関を持つべきでない』とのアドバイスによるとのことであるが、もはや資金ニーズを必要としなくなり、グループ収益にも貢献しているソニー生命を手放す理由としては合理性を欠き、最近のマネックス証券とDLJの合併への梃入れの異常なコミットメントからしても矛盾しているとの指摘がある。そんな中で、最近のヨーロッパで起きた事件ーー出井会長がヨーロッパの幹部に対し、『何の働きもせず、お前らは太ってゆくだけ。まるで豚だ!』と発言、全員が辞表を提出ーーの収集を、従来から日本進出を企図していたアリアンツに依頼、その見返りだというのがもっぱらの噂である。それが事実だとすれば、誘いを受けた他の売却候補先からの反発は必至である。
一方、売却されるソニー生命は、今は亡き盛田昭夫氏の肝入りで創設され、一躍業界の寵児になった会社だけに、しかるべき理由もなく、単なる親会社の会長の不始末の尻拭いで売却されるとなれば、社員の怒りは想像を絶する。金融庁は事業会社の金融機関経営に難色を示しているだけに、ソニー生命を単にビジネスの道具としてのみ利用するとなれば、親会社の許可資格を厳しく問い直すことは確実であり、後続のソニー損保、ソニー銀行にも影響が出よう。更に、業種柄、150万人以上の顧客を抱えており、ひいてはソニーグループの顧客でもある彼等への裏切り行為とも受け取られかねず、意外に大きなダメージとなる恐れもあって、事態はまだまだ紆余曲折が予想される」