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経済産業省が29日発表した4月の鉱工業生産動向(速報)によると生産指数(1995年=100,季節調整値)は前月より0.2%上昇して93.0となり、2000年2−4月以来2年ぶりに3カ月連続で上昇した。電子部品や自動車の輸出の堅調さを映しており、同省は生産の基調判断を前月までの「停滞傾向」から「持ち直しの動き」へ上方修正した。
業種別にみると、電気機械は韓国向けの半導体輸出などが好調で3.9%増加。化学は化粧品の新製品投入による効果などで2.8%増えた。窯業・土石はファインセラミックスの大口需要が寄与し、2.4%の増加となった。
一方、一般機械は3月に年度末の駆け込み需要があった反動で半導体製造装置などを中心に6.5%減。輸送機械も鋼船の不振で2.1%減ったが、北米向け輸出が好調な乗用車は1.1%増だった。在庫指数は前月より1.6%低い88.8と、1989年4月以来の低水準となった。前月比マイナスは8カ月連続で、在庫圧縮がこれだけ続いたのは78年1−9月(9カ月連続)以来。在庫率指数は前月より6.9%低い101.4と2カ月連続で低下し、1年3カ月ぶりに前年同月の水準も下回った。
http://www.nikkei.co.jp/keiki/kougyou/