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小泉首相は大丈夫なのか?! 最近、国会審議で乱調子が目立つ小泉純一郎首相に対し、与野党から“健康不安説”が指摘されている。何気ない質疑でたびたび言葉に詰まり、不安げに首相の顔をのぞきこむ与党議員の姿もチラホラ。相次ぐスキャンダルや支持率急落、中国・瀋陽の日本総領事館の亡命者連行事件など、重なる心労についにダウン寸前といったところか?
小泉首相は27日の参院予算委員会でも冒頭から乱れ気味。自民党議員に難民問題への所感をたずねられても即座に答えられず、「日本は…、島国ですから…、海という…、陸続きとは違った国情があります」とようやく言葉を絞りだすといった様子で、居並ぶ与党議員や閣僚たちをやきもきさせた。
続く民主党議員から「このところ答弁がかみあっていない。大丈夫か」とやんわり“挑発”されると、首相は「去年の今ごろに比べると、心身ともにはるかに元気」と反論したが、「1年すぎて実績に自信を持ってきたから、あまり気負わず冷静に答弁している」と答えると、委員席からは失笑がもれた。
それもそのはず、首相は瀋陽事件などを審議した22日の衆院予算委で、海江田万里議員相手に大爆発。「(自虐的だといった発言を)撤回しろというのは言論統制だ、総理も政治家だ。わたしがそう思ったんだからいいでしょ!」とブチキレ、顔色を変えて怒鳴ったばかりだったからだ。
もちろん、『実績』のほうも国民からの評価はさっぱりふるわず、支持率も下落の一途。
読売新聞が28日発表した世論調査では、内閣支持率は41.8%。不支持は47.7%で、最悪の数字を更新した。
朝日新聞が今月半ばに行った調査でも支持38%、不支持47%と、「人気凋落はとどめようもない」(野党幹部)状況になっている。
ある与党幹部も「もともと小泉首相は気分にかなり波がある性格。上り調子のときは、気分も高揚していい結果を出すことができるが、調子が悪くなれば気力がガクンと下がるタイプ。支持率が落ちて苦しい状況のときは、ほかの人よりも悪循環に陥りやすいのだろう」と懸念する。
しかし、終盤国会は、郵政関連法案をはじめ、有事法制など重要法案がめじろ押し。
不安定な首相答弁には与党内でも、「わざと質疑をはぐらかすのは首相の手法だったが、今は本当にかみ合ってない」(幹部)と、おおっぴらに健康・精神不安説がかわされ始めているのだ。
首相としては予算委員会の答弁で、こうした不安説を払拭(ふっしょく)しようという思いがあったようだが、「かえって不安」(与党若手)を募らせる結果となってしまったようだ。
ZAKZAK 2002/05/28