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東京証券取引所が27日発表した総合取引参加者の2002年3月期決算概況によると、外資系証券会社22社の経常損益は計235億円の赤字(前の期は1142億円の黒字)に陥った。外資系証券の赤字は6年ぶり。国内証券会社92社の経常利益も計351億円と前の期より93%減少。外資系、国内勢とも前期は厳しい決算となった。
外資系証券の赤字転落は株式と債券のトレーディング損益の大幅な悪化が主因。株価低迷が響いたほか、債券の評価損も膨らんだ。営業収益は18%減ったが、不動産関係費や減価償却費の増加で販売費・一般管理費は逆に3%増えた。
リストラ費用や有価証券評価損などの特別損失がかさみ、最終損益も22社で計678億円の赤字(同525億円の黒字)と、6年ぶりの赤字に陥った。最終赤字の合計額は過去14年間で最大。業績悪化が、昨年秋以降の日本業務からの撤退・縮小の動きにつながっている。