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経済産業省が発表した4月の商業販売統計によると、小売業は前年比─4.1%となり、13カ月連続で前年割れとなった。指数は昨年12月以来の低い水準となっている。
経済産業省幹部は、消費の傾向は依然として右下がりの状態が続いており、基調は「弱含み」を維持する、としている。
4月の小売業の内訳を見ると、7項目すべてで前年比マイナスとなっている。経済産業省幹部によると、昨年夏のボーナスの時期に新型車が発売されて好調だった自動車で減少幅が広がっていることや、昨年4月の家電リサイクル法施行前の駆け込み需要の受注残の反動などが、マイナスに寄与したという。また、3月に春物衣料が前倒しで売れたことに加え4月は寒暖差が大きく、衣料品が不調だったという。
大型小売店業は5カ月連続で減少し、百貨店でもスーパーでも前年割れ。コンビニは全店ベースではプラスだが、既存店ベースでは10カ月連続でのマイナスとなっている。
経済産業省幹部は、消費の動向について、「2月、3月と落ち込みが大きかったのに比べれば、4月になって(リサイクル法などの)反動減はなくなったものの、傾向としては右下がりの状態が続いている」として、基調は昨年5月以来の「弱含み」を維持する、とした。
また、卸売業については、自動車の卸売りが好調な一方、電気機器や鉱物などがマイナスに寄与したため、前年比─2.7%と引き続き減少しているが、マイナス幅は徐々に縮小している。