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05/25 15:07 中部電の業績圧迫は必至 浜岡原発2号機の事故 経済11
共同
中部電力は夏の電力需要期を控えて浜岡原発2号機の早期運転再
開を目指していたが、2号機が起動再開直後に水漏れ事故を起こし
たことで、長期の運転停止は避けられない。電力自由化や景気低迷
で電力販売量が伸びないため、中部電は料金値下げを予定しており
、今回の事故は業績を一段と圧迫しそうだ。
中部電は、昨年十一月の1号機の配管破断事故などを受けて同じ
構造を持つ2号機を念のため停止、異常がないことを確認の上、今
月二十四日に運転を再開した。
この間、1、2号機の代わりに燃料費の高い火力発電所を稼働さ
せたため、今年三月期連結決算は約百億円の費用増となった。ほか
の経費を削減して当期純利益は前期比17・3%増と増益を確保し
たが、来年三月期も修繕費や代替燃料費で約百億円の経費増になる
と予想している。今回の事故は想定しておらず、さらなる負担増は
必至だ。
電力自由化が進む中、大口顧客は料金格差に敏感になっており、
中部電と新規参入業者との競争も激しくなっている。このため、九
月から平均約5%値下げする方針だが、値下げすれば経費増の中で
収益が一段と厳しくなる。
前回の事故で経営責任明確化のため川口文夫社長ら七人を減給処
分にしたが、再び経営責任が問われそうだ。
(了) 020525 1507
[2002-05-25-15:07]