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<05/14/2002>羅府新報から
★90年代のカリフォルニア州
★原因は住居費の高騰!
1990年代の加州の貧困層が総人口の14・2%を占め、80年代の12・5%から上昇したこと が国勢調査(2000年実施)の分析でこのほど明らかになった。特に海岸地域を中心に、住宅の 値段やアパートの家賃が高騰したことが要因とみられている。
調査によると、州では2000年は7人に1人が貧困層。10年前は8人に1人だった。サンフラン シスコやロサンゼルス地域の海岸に近い一帯で住宅の値段や家賃が高騰したことが貧困層増 加の原因の一つ。住居費が所得の30%以上を占める人が、ロサンゼルスで39%、サンフラン シスコ36%、サンホセ42%にも上がった。
サンフランシスコの東約70マイルにあるセントラルバレーのストックトン市には、家賃の高騰で サンフランシスコ沿岸から引っ越した人が多く住んでいるが、同調査によると同市の貧困層人口 は約24%で、10年前から3ポイントも上昇しているという。
また、新規移民の流入も貧困層増大の要因。州公共政策制定機関の人口学者ハンス・ジョン ソン氏は、こうした実状を視野に、州全体で低所得者層を対象にした住宅建設事業が策定され たとしている。